SaaSって何?

SaaSとは何か?

最近注目を集めているSaaS(Software as a Service)という言葉があります。
「サース」または「サーズ」と発音しますが、伝染病のSARSとの混同を避けるため「サース」と発音されることが多いようです。

SaaSとはソフトウェアをユーザー側で導入するのではなく、ベンダ(プロバイダ)側で稼働し、ソフトウェアの機能をユーザー側がネットワーク経由で活用する形態のことを言います。
つまり利用者がソフトウェアの機能をネットワーク経由でサービスプロバイダから直接入手し、その利用分に対して料金を支払うようにするというコンセプトがSaaSなのです。近似する概念としてASPという言葉が用いられることもありますが、SaaSのASPの違いは何なのでしょうか?

SaaSとASPの違い

SaaSとASPには「アプリケーションと運用管理をアウトソースする」という共通の基本コンセプトがあります。1999年頃に登場したASPは世間から期待されていたほど普及しませんでした。
なぜなら、従来のASPの多くは、シングルテナントと呼ばれる、サーバーやDBをユーザーごとに割り当てる形式であったため、提供する側のコスト効率が悪くビジネスモデルとして有効ではなかったからです。

一方SaaSは、マルチテナントと呼ばれる複数のユーザーでサーバーやDBをシェアする形式の為、提供する側の運用管理コストが抑えられ、また一括してアプリケーションのアップグレードやパッチ適用ができ運用管理にかかる負荷を軽減することができるのです。

フロードバンドの普及とともに、様々なSaaSアプリケーションが登場し、機能性や操作性も各段に向上しました。

いわばSaaSはブロードバンド環境の広がりとともに進化したASPの新しい形なのです。

SaaSのメリット

カスタマイズ

SaaSはユーザーごとに個別にカスタマイズしたサービスを提供できるようになっています。
ユーザーはベンダ側が提供するサービスのオプション契約などを利用して、自社運用に際して必要な機能を選び、カスタマイズした機能を利用することが出来るのです。
自分に合ったオリジナルのソフトウェアの機能を容易にカスタマイズして利用できるというメリットがあります。

コストダウン

自社のサーバーにソフトウェアをインストールして利用するケースと比較すると、SaaSはインターネットに繋がるPCとブラウザさえあれば利用できるので、ハードの導入や運用にかかる費用を確実に削減できます。また、月額制のものであれば利用料のみを支払えば良いため、運用管理に割かれる人件費も大幅に削減することが可能です。
わざわざ運用管理者を雇って、社内リソースに負荷がかかることを考えると大きなメリットと言えるでしょう。

導入までのスピード

自社でシステムを構築する場合、システムの実装、サーバーの手配、運用計画等、さまざまな工程を踏む必要があり運用開始までに少なくとも数か月はかかってしまいます。
その点SaaSは契約を申し込みさえすれば、すぐにでもシステムの機能を利用することができるのです。スピーディかつ容易に機能を使い始めることが出来るのはSaaSの大きなメリットです。

既存アプリケーションとの連携

SaaSでは、既存アプリケーションや他社のパッケージ・アプリケーションとの連携を可能とするAPIが提供されているケースが多く、また、セールスフォース・ドットコムの「Apex(旧AppExchange)プラットフォーム」のように、SaaSアプリケーションと連携して動作可能なアプリケーションを他社が構築できるプラットフォームが提供されるケースもあり、アプリケーション連携が比較的容易に実現できるのです。
つまり、ベンダ(プロバイダ)が提供するアプリケーションに対して、導入側がさらなる機能を求めた場合でも、連携したアプリケーションを利用することによって、導入側は自社の求めるパフォーマンスの高い機能を自由に選択して利用することができるのです。

SaaSのデメリット

機能拡張のデメリット

SaaSは過去と比べると、カスタマイズ機能は大きく向上していますが、それでもインハウス型(企業内でシステムを構築・運用するケース)ように自由に機能拡張を行えるわけではありません。
また、自社内の既存システムの連携を考慮するとSaaSの方が使い勝手が悪くなってしまうケースもあります。本当に自社独自のシステムが必要なのであれば、SI形式でシステムの導入を考えたほうがよいでしょう。

どうすればよいのか?

株式会社ブイキューブでは、「V-CUBE(nice to meet you)」それぞれのサービスをSI(システムインテグレーション)での提供を行っております。SaaS型で提供されている機能が自社のソリューションにおいて、十分ではないといったケースには、その機能をSI型で導入し、自社のソリューションに見合った機能拡張を行うことも有効な手段の1つです。

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